広島で遺言・相続・遺産分割に関するご相談は【やまだ司法事務所】へご連絡ください。

ごあいさつ

ごあいさつ

所長 山田陽介(司法書士)

複雑相続との出会い

私はごく普通のサラリーマンを経て、司法書士になった、いわば「転職組」の司法書士です。 開業当初は、特に自分のカラーを決めかねた中で、知り合いからの紹介をたよりに、様々な種類の仕事を一つ一つこなしていました。

きっかけはごく平凡な相続の相談から

ある日、保険の外交の方から「ご主人が亡くなられたので、相続手続きを見てあげてほしい」という紹介がありました。早速連絡を取ってみたところ、相続人は60歳代の妻と30歳代の子、相続財産は預金数百万円と自宅の土地建物という、ごく普通の相続パターンのようでした。
問題といえば、このご家族の生活費は全てご主人名義の預金口座になっていたので、凍結された口座の手続きを早くしないと、家族の生活費に支障が出るということくらいでした。

予想外の相続人の存在

まず、相続人確定のため戸籍の収集から入りましたが、ご主人の戸籍を遡っていると、再婚であることが分かり、前婚には子供が2人いることも判明しました。この事実は奥さんも初耳で、前婚の子供にも相続権があること、自宅に住み続けるには預金のほとんどを相続分として渡さなくてはならない可能性があることなどを説明すると、かなり動揺され、私も「遺産分割協議がうまくまとまるだろうか?」と正直不安になりました。

それぞれの思いのすれ違い

遺産分割協議を申し入れると、案の定一人から「私は父に捨てられた。相続分はしっかりもらいたい」という主張があり、こちら側は「戸籍上実の子かも知れないが何十年も顔も見たことのない人に遺産を渡すのは納得いかない」と対立へ発展しそうな雰囲気になりました。とはいえ、あまり長引かせても、生活費の問題もあります。苦肉の策として、金額面での譲歩を提案し、双方の歩み寄りがあったので、協議の成立に至りました。

わたしの「役割」

この時の、双方の協議成立させるため、相続法の考え方を説明し、色々な分割案を提案しながら、相続人間の協議を見守るという経験から、「世の中には相続で複雑な事情を抱えている方はもっといるに違いない。司法書士という仕事をするなら、こういう親族間のトラブルが起きないよう、起こさせないようにするのが使命ではないか」と思うようになりました。 その後も、複雑な相続事例(事例集も見てください)には何度も出会いましたが、その度にこの思いは強くなりました。

誰にでも起こる相続を、絆を途切れさせる原因にしている現状は残念な限りです。
これは「遺す側の責任」でもあります。

こんなエピソードがあります。
余命の限られた方が、最期は住み慣れた自宅で迎えたいと病院から自宅に帰られました。本当の最期の時を家族と迎えたくて。その時は枕元で家族に自分の思い出話をして欲しくて。ところが、その時、家族がしていたのは思い出話ではなく「遺産をどうするか」の話だったと。
思い出話に囲まれて送られていくというためには、その時の準備を元気な内に整えておくというのが何よりも大事であり、是非そのお手伝いをしたいと思います。

周りの人に、私と知り合って良かったと思っていただけるよう、
親身になってご相談をお伺いしています。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

司法書士山田陽介プロフィール

誕 生 1973年2月生まれです。
出身地 広島県広島市生まれ!カープとともに広島一筋。
血液型 A型
よく「典型的なA型だ!」だと言われますが、実は豪放磊落といわれるB型にあこがれを持っています。しかし、どうしても几帳面さが先に立ってしまいます
趣 味 春はゴルフに夏はキャンプ。秋はまたゴルフで冬はスキー。と外で体を動かすことが最高のリフレッシュです。ところが、最近夏のキャンプが体力的にきつくなり、ビール片手のカープ観戦に変わりつつあります…。
長 所 仕事と家庭と人生を愛し、楽しんでいること。
短 所 仕事への愛が深まりすぎた時に、家庭にしわ寄せが行くこと
(逆はあまりないのですが)。
人生の目標 家族が生きてて楽しくあること。
自分が生きてて楽しくあること。
周りの人に、私と知り合って良かったと思ってもらうこと。
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